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セカンドキャラとの物品と金品のトレード ページ 質問箱 投稿者 清高 状態 完了 投稿日 2004-01-07 (水) 13 49 13 メッセージ ファーストキャラとセカンドキャラとの物品と金品のトレードをみなさんは、どうなさっているのでしょうか? 信頼できる方にお預けしてから、セカンドキャラに渡してもらうしかないのでしょうか? 現状の仕組みではそうするしかないかと^^;2アカにすれば一人で出来なくも無いですが、投資額を考えたときにはちょっと首を捻っちゃいますね -- きくらげ きくらげさん、ありがとうございます。やはりそれしか方法はないのですね・・・。Winβkaraセカンドキャラが作成可能になったので、みなさんはどうなさっているのだろう?と思い、こちらに投稿いたしました。 -- 失礼しました。上記を投稿しました清高です。あやまって投稿されてしまい、一部、入力ミスと投稿者名が抜けてしまいましたことをお詫びもうしあげます。たびかさねて、きくらげさんにはお礼を申し上げます。 -- 清高 1stと2stの可能性 ページ 質問箱 投稿者 ioio 状態 完了 投稿日 2004-01-15 (木) 19 16 13 メッセージ 1stの預けた物を2edは取り出せるのか? 取り出せません。1st→2nd→3rd等の荷物移動は他人を介さない限りできないのです。 -- 琥珀 2アカウントっていう手段 -- , セカンド・サードキャラのメリットを教えてください ページ 質問箱 投稿者 Win版@心待ちの侍 状態 完了 投稿日 2004-01-08 (木) 13 05 47 メッセージ 今度、発売予定のWin版で参戦予定の「もののふ」ですがセカンドキャラ及びサードキャラのメリットを教えてください。 β版でセカンドキャラを作ってみたのですがメインキャラとの互換性が見つけられませんでした。 あちらこちらのHPを覗くのですがメインからセカンドに物を渡すと記載があるのみでどのように渡すのかわかりませんでした。 ちなみに、両替商に預けているのが両キャラで使用出来るのかと思い試しましたが全く別物でした。 んっと、時々叫んだりしてないかと思うのですが、誰かに手伝ってもらってアイテムの受け渡しをするしかないんじゃないですかねぇ?俺はそうしてまする。メインは鍛冶。忍は採取系を全て覚えさしお金稼ぎ兼鍛冶の材料集めとかしてたりします。 -- いつのまにか武芸鍛冶 なるほど、誰かにお願いして仲介してもらうのですね、わかりました。回答ありがとうございました。 -- カズ・イップク メリットは、「欲しい物が手に入りやすくなる」ではないでしょうか?例えば、侍の場合だと鍛冶屋のセカンドが居れば、武器や防具の調達に使えますし、薬を飲んで能力を一時的に向上させ狩りや合戦に出ている人ならば、薬師がセカンドやサードなら自分でほしい時ほしい薬が作れるわけです。戦闘職でなくとも、紐や組ひもを手に入れるために僧を作ったり、ほしい材料を採取するために対応する職業のキャラクターを作るといったことができます。ただし、アイテムの受け渡しは人を介するしかないので、受け渡しが面倒でなければ・・・という前提が入るのですが・・・(^^;) -- 造る者 受け渡しの際に見ず知らずの人に頼んだ場合、持ち逃げされても文句を言えない事になっていますので、知人に頼むのが正解です(笑) -- 謎陰陽 セカンドの検討 ページ 質問箱 投稿者 レベル43の薬師 状態 完了 投稿日 2004-08-02 (月) 13 21 32 メッセージ セカンドを作ろうかと思っています(^−^)薬師からセカンドを作るのには何がいいか、皆さんにお聞きしたいと思ってます(^^)たくさんの意見、お待ちしております(__)ペコ 清水とかジャコウが取れる職がいいのでは・・・。 -- 次は前衛が違った視点で楽しいかも^^ -- 前衛かつ清水、ジャコウなら忍者かなぁ?^^ -- 採集という点では上の方に同意。戦闘という点では、薬師以外ならどれでも(同じ回復役の僧はあまりお勧めしませんが)。他職の戦い方がわかるので、その職の方の行動が理解しやすくなりますし、他の薬師さんの戦い方が見れるので、ファーストしかやってない場合より、ファーストの戦い方にも習熟できます。 -- I セカンドキャラ ページ 質問箱 投稿者 anonymous 状態 完了 投稿日 2005-05-14 (土) 13 27 11 メッセージ プレイ開始してそろそろ一月になるのでセカンドキャラを作ろうと思っています。現在、侍をファーストで育てているのですが、鍛冶屋があった方が良いみたいなことを、知り合いから言われたのですが作っておいた方が後々良いのでしょうか? セカンドキャラがメインになることが良くあるので慎重に選んだらいいよ^^ -- お好きなものをどうぞ。私なら装備作れるから、鍛冶屋つくるかな。 -- ささら 自前装備作るなら鍛冶屋さん。作ってくれる人がいるなら、金策で忍者か僧侶 -- 金策で忍者と僧は思ったよりきついよ、やっぱり金策めんからは鍛冶屋さんがおすすめ^^ -- ↑生産好きなら鍛冶屋だけど、生産苦手なら忍者かな^^当方生産苦手なので、忍者で金策(車手裏剣)してまふ^^鍛冶屋もいますが、己の武具作るので精一杯^^;ちなみに、ファーストは同じく侍です^^ -- 採取技能は同じじゃないほうがいいと思うので侍と神以外をお勧めします。 でも自分の好きな職業でいいかも^^ -- いろいろとありがとうございました。鍛冶屋でやってみます^^ --
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質問受付 こちらのページは☆SKY GAIN☆に質問がある場合に利用してください 『xB1rD5x』を編集制限しました まだまだ未熟でGTA4のことについてはあまりわかっていませんが、 ヘリの操縦は数々のGTAシリーズで鍛えています。 Johnさんわかりました^^ 入隊okです♪ 今週の土曜日に交流戦があるので参加待ってます^^ -- (xSKY-GAIN-BOSSx) 2011-11-01 18 24 47 ☆SKY GAIN☆としてオンラインに参加するんですよね? その場合はどうすればいいのでしょうか? 普通の見ず知らずの人とオンラインで遊ぶことはできるのですが、 特定のチームとオンラインで遊ぶというやり方がわかりません。 教えていただけませんか? xSKY-GAIN-BOSSxさん フレンド申請しました。 宜しくお願いします。 -- (John) 2011-11-02 18 45 47 ちなみにThe Ballad of Gay Tonyでやっています。 EFLCじゃないとできないってことはないですよね? -- (John) 2011-11-02 18 48 17 PS3でチャットに招待しますのでその時に詳しくお教えします^^ -- (xSKY-GAIN-BOSSx) 2011-11-03 18 23 29 前に投稿したJohnと同一人物です。 今日の交流会は参加できなくて申し訳ございませんでした。 これからの交流会には最大限参加していきますので宜しくお願いします。 ところで☆SKY GAIN☆のメンバーの方は、ヘッドセット等を使用していますか? メンバーの方が使用しているのであれば購入しようと思います。 -- (xSKY-GAIN-Johnx) 2011-11-05 23 05 14 空戦隊長のBRAVEです。 ヘッドセットは使うときは使って使わないときは使いません でも、SKY GAIN ほとんどのメンバーさんはもってます。 もちろん無い方も居ますがw あっても損はないと思いますが・・・ -- (xSKY-GAIN-BRAVEx) 2011-11-06 08 26 45 xSKY-GAIN-BRAVExさん> ありがとうございます。 では、購入させていただきますね。 なんか・・・質問ばっかりでごめんなさい。 最後にこれだけ! GTAⅤでも活動は続けるんですよね? 僕はGTAⅣを買ったらこのチームに入ると決めていたので入りました。 ページを見ていても、メンバーの全員がとても仲が良く、 とても良いチームワークなんだということが伺えます。 こんなチームは是非ともGTAⅤでも活動を続けてほしいです。 活動を続けるのであれば早めにGTAⅤとしてのチームを結成して、 GTAⅣのwikiの攻略ページで紹介してもらったのと同じように http //www52.atwiki.jp/gtav/pages/1.html で紹介させてもらえばより大きいチームになると思うのですが。 それとも人数は少ないからこそ絆が深いという感じですかね? 人数が少ない方がチームメンバー全員と交流することができるので、 絆が深まると思います。僕は少数人数派ですね。 xSKY-GAIN-BOSSxさんにご回答をいただければ嬉しいです。 未成年のガキ、xSKY-GAIN-Johnxがうるさくてごめんなさい。 -- (xSKY-GAIN-Johnx) 2011-11-06 22 42 30 GTAⅤでも活動は続けるんですよね? GTA5でも活動を続けていきたいと思っています^^ それとも人数は少ないからこそ絆が深いという感じですかね? 自分的には少数派ですね。まあ、人数が増えてしまったらしょうがないですけど^^; -- (xSKY-GAIN-BOSSx) 2011-11-07 17 36 28 ボスいんしよー -- (xSKY-GAIN-BRAVEx) 2011-11-12 22 15 16 えっとー あのー。。。 ゲーム禁止になったったんだけど どうしよう(´・ω・`) (だいぶ前からです 連絡遅れて(*;ω人)ごめんね) -- (xSKY-GAIN-MOEx) 2012-01-09 21 39 50 入隊したいのですが 「入隊するために」の流れで いきなりアカウントを作って フレンド登録依頼を送っても よろしいのでしょうか?>< -- (Kenchiro) 2012-02-03 04 05 51 入隊希望です!! この間隊長さんにフレンド申請しましたが返事が返ってきません(;_;) あと土日は中々休みが取れません -- (ぎんさん) 2012-02-08 18 20 30 GTA レジェンドレッドスター -- (AKBAKBAKA) 2012-03-24 01 07 21 入隊したいです フレンド申請しましたが返事が返ってきません -- (wgun101) 2012-03-26 20 21 51 ボスー、インしてくださいよー -- (xSKY-GAIN-Johnx) 2012-03-30 13 23 42 入隊したくてmasak3で送りました 返事ください -- (masakima3) 2012-06-07 21 08 41 こいつチームのリーダー(笑)は前のチームのメンバーに何もいわず勝手にいなくなって、 前チームのサイト(レジェンドスター?笑)のサイトそのまんまだし、ほんと幼稚でガキなリーダがやっているようなチームは はいらないほうがいいよ。だいたいここでも一時休止とかメンバなめてるしwまじ救えねえなww とりあえずここのチームとか入る価値ないからやめとけ -- (通りすがり) 2012-09-01 17 21 24 もうレジェンドレッドスターのページ消したら? -- (名無しさん) 2013-12-31 18 38 06 名前 コメント すべてのコメントを見る
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FX ◆9DPBcJuJ5Q コートを着込んだ1人のロボットが、瓦礫の山と化した街を、廃墟となったビルの屋上から見下ろしていた。 その瞳に何が映っているのかは、サングラスに遮られて何も見えない。 真一文字に結ばれた口元も、動こうとする気配が無い。 「ここにいたのか、ブルース」 すると、ロボットの――ブルースの名を呼ぶ声が聞こえた。 しかしブルースは振り向くようなことはせず、瓦礫の山を見下ろしながら、声を掛けてきたロボットに聞き返した。 「お前こそ、こんな所で何をしているんだ、キング」 キングと呼ばれたロボットは、その名に恥じぬ威容であった。……それも、彼が本来の姿ならば、であるが。 今のキングの姿は、ボロボロだった。愛用のハルバードも盾も無く、風に靡くマントも襤褸布になる一歩手前と言う具合だった。 「なに。最後の決戦の前に、君と話しておきたかったんだ」 「…………そうか」 キングの言葉に肯定も否定も返さず、ブルースはその場に留まった。 それを諒解と受け取ってか、キングはブルースの隣に並び立ち、同じ景色を眺めた。 「あれから、もう10年になるな」 「ああ。……結局、何も還らなかった。そして、失われたものの証明が…………この風景、か」 風が、無人の廃墟を吹きぬける。 この廃墟は嘗て、東京という都市であり、新宿と呼ばれる街だった。 東京が、新宿の街が、廃墟となってしまった理由。 それは、失われてしまったからだ。 小さな、それでも大切な存在が。 ロックマンという、ヒーローが。 ▽ 東京湾の間近に停泊している、ドクター・ワイリーの移動要塞。 そこにはワイリー博士率いる数多くのワイリーナンバーズが集っていた。だが、彼らの様子もまた、今までと――ロックマンと戦っていた頃と違っていた。 「ワイリー博士。キング軍団に動きが。恐らく、明日にでも攻め込んで来るものかと」 偵察から戻った忍者型ロボット――シャドーマンは、要塞の椅子にふんぞり返ったまま動かないでいる己が主に、自分の目で見たものをデータだけでなく己の口からも報告した。 これを聞いて、今迄のワイリー博士ならば慌てふためいた事だろう。 だが、今のワイリー博士は正面の巨大モニタ――ではなく、手元の小さなモニタを見ながら、気だるそうな表情を崩さず、一言だけ呟いた。 「……ロックマンはどうした?」 ワイリーらしからぬ張りの無い、消え入りそうですらある声にもシャドーマンは動じず、答えを述べる。 「おりません。……やはり、ブルースの言ったとおり、ロックマンは10年前に――」 「死におった、か。ふん、拍子抜けじゃが……まぁ、いいわい。お陰で、漸くワシの野望が成就するというものじゃ」 感動も感慨も無く、ワイリー博士はまるで他人事のように言った。 博士のこの姿を、10年前に、一体誰が想像できたであろうか。 シャドーマンは何も言わず、ただワイリー博士を見つめるのみ。 すると、また別の者が現れた。 「ワイリー博士、フォルテの調子も良好……なのでしょうね、あれで」 コウモリ型ロボット――シェードマンは含みのある言い方で報告したが、ワイリー博士はそれを咎めようともしない。 「勿論じゃとも! やはり、あのプログラムは最強を求めるあやつにはうってつけじゃった!! フォルテのやつも漸く、わしの“最強傑作”に相応しくなりおった!!」 すると、ワイリー博士はここ最近では珍しく、目を爛々と輝かせ吼えるように叫んだ。 そう、今のワイリー博士が嘗ての覇気を取り戻す瞬間は、この時だけなのだ。 「……では、博士。我々はこれで」 「うむ。万事、抜かりなくな」 シェードマンの申し出にワイリー博士もすぐに落ち着いて返事を寄越した。それに続く形で、シャドーマンも退室した。 去り際に、ワイリー博士の背中の辺りを見て僅かに表情を強張らせたが、それだけだ。 「……シェードマンよ」 「なんですか? シャドーマン」 ワイリー要塞から出て、辺りから人工の光が消えたからこそ見えるようになった満点の星空の下で、シャドーマンはシェードマンと話し始めた。 今では、こうして話せるワイリーナンバーズも数少なくなってしまった。 「お主、今のワイリー博士をどう思う?」 シェードマンの顔は見ず、ただ北斗七星を眺めながら、シャドーマンは語り掛ける。 それにシェードマンも、同じ星を眺めながら答える。 「そうですねぇ……随分と、生き急いでいるように見えますよ。まるで、今まで見えていなかったゴールが急に目の前に現れたかのように、ね」 「そうだな。だが、そのゴールは果たして一つなのか、ゴールの先は栄光の架け橋なのか奈落の底へと至る闇なのか、それが気懸かりでならん」 思い出されるのは、フォルテを始め豹変してしまったワイリーナンバーズと、ワイリー博士自身。 そして、ワイリー博士に繋がっている数々のケーブル。 ワイリー博士が焦る理由も、その為に行ったことの意味も、分かっている。分かっているのだ。 「少なくとも、博士は栄光の架け橋へと続くゴールを目指しているのでしょうねぇ。だからこそ、彼らを“ああ”した」 「…………そうで、ござろうな」 形振り構わず、手段を選ばず。 全ては、己の悲願の成就のために。 その為の切り札として用意されたのが――。 「ゼロウィルス、か……」 自らの兄弟達を豹変させたプログラムの名を、シャドーマンは悲しそうに呟き、シェードマンは僅かに顔を俯けた。 2人はそのまま何十分も、何時間も黙って、星空ではない何処かを見ていた。 やがて、2人が再び星空を見ると、北斗七星にあるはずの無い八番目の星が輝いていた。 ▽ キングとブルースは語り合っていた。 日が沈み、月が昇っても、まだ語り足りぬと。 しかし、彼らの表情は硬く、声は淡々とした抑揚の無い平坦なもので、とても楽しげに語らっているようには見えなかった。 彼らに見えるのは、後悔と絶望という虚無だけ。 「ロックマンの最期は、ドクター・ワイリーに伝えたのか?」 「いや。ただ、“死んだ”とだけ伝えた。お前も、そうだったのだろう?」 「ああ、その通りだよ。…………あれから、何も無いな」 「世は全て、この世の内側で起こることのみだ」 「……シグマは、死んだのだろうな」 「そして、並行世界移動装置も使われる前に破壊された。俺達の約束が守られていないからには、な」 間断なく続けられていた2人の会話が、そこで初めて途切れた。 冷たい風が吹きぬける音だけが、辺りに鳴り響く。 気付くと、キングは拳を握り、全身をわなわなと震わせていた。 「ならば、誰も生き残らなかった……何も残らなかったというのか……!」 「…………かも、しれないな」 ブルースは廃墟の街を見つめたまま動かない。だが、彼の口元もまた、歪んでいた。 そうして、2人は無言のまま、ただ時間だけが過ぎていった。 やがて、空が白み始めてくると、キングがマントを翻した――その瞬間、2人のセンサが空間の異常を察知した。 何事かと、歴戦の戦士である2人は即座に身構えるが、空間の異常は一瞬で収束した。 後に残ったのは――ブルースの足元に落ちている、あるモノだけだった。 「これは」 「…………まさか」 それは、本来ならばこの世界にありえないもの。しかし、確かにこうして、今、この世界に存在しているもの。 彼ら以外の誰が知り得ようか。 それは、バトルロワイアルの忘れ形見。 この世界の誰が知り得ようか。 それは、地球を守るために大デストロンのコロニー落しを阻止する為に死力を尽くし、最高最後の蹴りを放って散った、仮面を被った正義の戦士が懐に仕舞っていた、彼の後輩の武器。 彼が散った後に発生したブラックホールに吸い込まれ、時空の狭間を彷徨って、全く異なる世界の全く異なる時代に――この世界の、この2人の前に現れたのだ。 ▽ ある平凡な夜が明けた日、ロックマンがこの世界から消失した。 この事態に、ライト博士やロール、ライトットは慌てて彼を捜し始めた。 そして、ロックマンが行方不明になってから暫く経ったある日。久しく音信不通であったキングがライト博士の下を訪れ、驚くべき事実が語られた。 ――ロックマンは、遠い異郷の地で戦い、死んだ―― この言葉を、誰もが疑った。信じなかった。性質の悪い冗談だとキングを叩き返した。 しかし、その言葉を裏付けるように、何日経っても、何週間経っても、何ヶ月経っても、何年経っても、ロックマンは帰って来なかった。 そんなある日、ドクター・ワイリーの何度目かになる世界征服の野望が始動したのだが、今回は様子が違った。 ワイリー軍団の先鋒に立つフォルテは、ただ戦いと最強だけを求めて、各地で強者と戦い、己が最強を敗者の残骸と共に世界に刻み付けた。ロックマンのことなど、一度も気にかけず。 続くワイリーナンバーズのロボットも、彼らの中にあった愛嬌や感情が極端に薄れ、彼らの本来の意義である戦闘にだけ特化した存在になっていた。 このワイリー軍団の猛攻に対して、人類は――ロックマンを失った人類には、成す術もない……かと、思われた。 だが、このワイリー軍団の猛攻に対し、かつて人類に宣戦布告したキングが全世界のロボットに呼びかけ、ワイリー軍団の手から世界を守るために新生キング軍団を結成し、ワイリー軍団に対抗した。 新生キング軍団には、クイックマンを始めとした変貌したワイリー博士についていけなくなった一部のワイリーナンバーズのロボットの姿まで見受けられた。 そうして、ワイリー軍団と新生キング軍団の戦いは半年以上にも及び、主戦場となった日本は大きな被害を受けていた。 戦況は、僅かながらワイリー軍団の優勢。その要因は、ロックマンの消失とフォルテを始めとしたワイリーナンバーズの豹変であることは、誰の目から見ても明らかだった。 そして、最終決戦を迎える今日は、奇しくもロックマンが消失してから調度10年となる日だった。 ▽ キング軍団の勇士を、精鋭たるキングナンバーズを、たった一つの黒い影が蹂躙し、粉砕していく。 強く在れ、と作られたその存在は、正しく最強として己が存在を誇示していた。 その強き存在の名は、フォルテ。 最強の前に、王者――キングは膝を屈そうとしていた。 「く、くく――はぁーっはっはっはっはっ!! おいおい、どうしたキング? 前に俺をコケにしやがったあの余裕は何処に行きやがった!」 闘争心の昂ぶるままに笑い、吼えながら、フォルテは寸毫も攻撃の手を緩めず、しかし戦いを弄ぶ。 フォルテは右手のフォルテバスターを連射し、今にも倒れそうになっていたキングの体を無理矢理起き上がらせた。いや、跳ね上げた、というべきか。 「ぐ……う、うぅおおおおおおおおお!!」 無理矢理に立ち上げさせられたキングは歯を食い縛り、失われた左腕から、胸に開けられた風穴からオイルが流れ出るのも構わずに、フォルテに残された右腕で殴りかかった。 しかし、そんなものでは最強に、その瞬間からより強く在ろうとしている者に届くはずもない。 キングの最後の一撃を、フォルテは正面から拳を激突させ、キングの拳を粉砕することで完膚なきまでに叩きのめした。 キングはそのまま、呻き声すら漏らさずにフォルテの足元に転がった。 「ちっ、つまらねぇ。所詮、最強の俺に敵うヤツなんてアイツしか………………アイツ?」 敵の大将を討ち取ったことにも何の感慨も懐かなかったフォルテの人工頭脳に、不意に、何かが過ぎった。 ありえないはずの存在が、知るはずのない何かが、フォルテの回路<ココロ>を掠めた。 「アイツって、誰だ? 俺は生まれたその時から最強だった。なら、俺に敵うヤツがいないのは、当然、だ……」 我こそは最強。我こそは無双。我こそは頂点。 足元に築かれた、物言わぬ骸の山の頂点に唯一人立っていることこそが何よりの証明なり。 ……だというのに。そのはずなのに。 何故、目の上に、あるはずのない青い影がチラつく……! 「イライラする……イライラするんだよおおおおおおおおおお!!」 苛立ちのまま、フォルテは手当たり次第に街を、キング軍団のロボットを破壊していく。 そして、ついにその凶弾が避難シェルターに迫ろうとした、その時だった。 青い閃光が、フォルテの頬を掠めた。 「やめろ! フォルテ!!」 一瞬目を見張り、すぐに声がした方に顔を向ける。 そこにいたのは――青い、影。 「お前は……? お前は……!?」 青い、人影。 青い、人を模したモノ。 青い、鎧を身に纏った戦士。 「もうこれ以上、この世界を、この街を、みんなを! 傷付けさせはしないぞ!」 聞くだけでむず痒くなるほど小奇麗で甘っちょろい台詞を、平然と言ってのける青いヤツ。 青い、心優しく平和を愛する、正義の戦士の名を――フォルテが、最強を求める者が、忘れるはずがない! 「お前は……お前はァ――! ロックマン! ロックマンかぁ!!」 「そうだ。俺は、最も勇気ある兄の名を受け継ぐ者――ロックマンXだ!!」 ▽ キングは、ノイズが混ざっていく音の中から、辛うじてその声を聞いていた。 砂嵐が酷くなる視界の中で、その姿を確かに認めていた。 エックス。未知なる可能性と危険性を併せ持つ戦士の姿を。 歴史は変わった。本来辿るはずだった歴史では目覚めなかったはずの彼が、こうして目覚めて、ロックマンのように戦っている。 ならば、自分のやった事も全てが無駄ではなかったと、キングは安堵し、やがて彼の身を案じた。 キングの知る彼は、ロックマンと同じ優しく平和を愛する心を持っていたが、それ故に修羅の道に堕ちてしまった。 それはきっと……彼が、■■になってしまったから。 だから、彼に伝えなければならない。それが、あのバトルロワイアルから何もせずにおめおめと生き延びた自分達が為さなければならない、最後の事なのだから。 どんな時でも、どんな場所でも――どれだけ時空を隔てていようとも。 君は決して、■■ではない。■■になるはずがないのだ、と。 だが、キングはもう声を発することも、立ち上がることも出来ない。 だから…… ――頼むぞ、ブルース―― 十年来の盟友の名を心の中で呟き、キングは機能を停止させた。 ▽ 奇縁により盟友となった男、キングの機能が停止しても、ブルースは動かない。……否、動きたくても動けないのだ。 ブルースの身体は、ボロボロだった。 元から動力炉の出力が不安定だったのだが、それが、10年前のあの時から更に酷くなっている。この10年間で機能停止しなかったことでさえ奇跡なのだ。 このことを、ブルースは決して恨んでいない。 事情はどうあれ、自分はシグマの所業を見過ごした――否、彼の思想に僅かながらに同調していた。 それによって、どれだけの命が失われることになろうとも構わないと、それを悪行と知りながら善しとしたのだ。ならば、赤い仮面の正義の戦士による一撃で瀕死に追いやられたのも、二度と戦えない身体になったのも、当然の報いだ。 ただ、悔いることがあるとすれば――ロックマンが死んだあの戦いの結末を、シグマというロボットの最期を、最後まで見届けることが出来なかったことだけ。 シグマには、並行世界移動装置が作動した際に、自分達の下にバトルロワイアルの情報が収められたデータチップを送ってくれと頼んでおいたのだが、それも届かない。 ならば結末は、そういうことなのだろう。 だが、偶然か奇跡か必然か。 あの日から調度10年経った今日、この日に、自分の下にこれが現れた。 ならば、これと共に語り継ごう。 彼にだけは――未知なる道という、天国とも地獄とも知れぬ場所を往くことになる末弟にだけは、語らなければならない。 自分が知る限りの真実を。語れるだけ、伝えられるだけの全てを。 そうして、ブルースはエックスとフォルテの戦いを最後まで見守った。 ▽ 半日以上に亘った新生キング軍団とワイリー軍団の最終決戦は、キングは死亡したものの、人知れず現れたロックマンを継ぐ新たなる英雄の活躍により、新生キング軍団の――人類の勝利で幕を閉じた。 その新たなる英雄は、辺りに人気の無くなった頃に、廃墟と化したワイリー要塞から出ると、ボロボロになった髑髏の意匠を見上げて、すぐに前を向いて歩き出した。 ――~♪ ~~♪ すると、どこからか何かの音が聞こえてきた。 風の吹く音とは違う、特定の音を組み合わせた芸術――確か、音楽というものだったか。 そして、この音楽には聞き覚えがある。博士が教えてくれた2種類の音楽の内の片方だ。 このメロディは、ロックンロールではなく……ブルース。 ブルースの音色が聞こえてきた先を振り返ると、そこには、黄色いマフラーと黒いバイザーが印象的な赤いロボットが立っていた。 「俺に、何か用ですか?」 新たなる英雄は、一瞬、ワイリー軍団の生き残りかと身を強張らせたが、赤いロボットの姿を見た瞬間に、何故か警戒心が払拭された。 懐かしい、と。今日、初めて外に出た彼にはありえないはずの感情が生じていたのだ。 「お前に、話したい事がある……エックス」 「どうして、俺の名前を!?」 自分を作ったライト博士しか知らないはずである自分の名前を言い当てられたことに、彼――エックスは驚いた。 だが、赤いロボットは、当然だ、と言わんばかりに笑みを浮かべた。 「知っていたから、さ」 「知っていた……?」 成る程、知っていたのならば知っていてもおかしくはない。だが、ならば、どうして彼はエックスの名を知っていたのだろうか。 そんな疑問を口に出すより先に、赤いロボットが語り始めた。 「お前に、話したいことがある。ある2人の、心優しい、平和を愛した2人の戦士の末路だ」 エックスは戦いが終わったことを、ライト博士に一刻も早く伝えたいと思っていた。だから、本来ならばこんな所で見ず知らずのロボットの長話に付き合う必要は無い。 だが、何故かエックスは、その話を聞かなければならないと、そう感じていた。 1人は、青い少年のロボット。心優しい彼は、見ず知らずの場所にいきなり放り出され、戦いを強要された。それでも、彼は誰かを助けること、誰かを守ることを忘れずに行動し続けた。その中で出会った友を失っても、立ち止まらずに走り続けた。 その結果、彼は見ず知らずの誰か守ることに命を懸け――助けた誰かに見限られ、殺された。 もう1人は、青い青年のロボット。心優しい彼もまた、見ず知らずの場所にいきなり放り出され、戦いを強要された。それでも、彼は誰かを助けること、誰かを守ることを忘れずに行動し続けた。まるで、先程の少年のロボットに同調しているかのように。 だが、戦いの中で些細な誤解から犠牲が生まれ、その絶望に彼は押し潰された。戦いの中で守るべき者を殺してしまい、更生させるべき者に庇われて死なせてしまい、彼は、優しく、強く、平和を愛するが故に――1人で、戦いを潰す為に戦い始めた。 戦うもの達の善も悪も問わず、ただ“戦いそのもの”を悪しきモノとして、彼は修羅の道を往った。戦いを潰す為に善いモノをも殺し、守るべきか弱い存在さえも見捨てた。 だが、そんな彼を、自分以上に心優しく平和を愛していた戦士の死という更なる絶望が襲った。 絶望の中、彼は心を完全に鬼として、戦うもの、戦わせるもの、戦いを広げるもの、戦う意志を持つもの、それらすべてを敵として、破壊するために戦い続けた。 そして、その戦いの果てに――彼は、自分と同じ正義を志す戦士達を道連れにして、最期は親友の手によって討たれた。 赤いロボットが語り終えると、暫く、エックスの思考も身体の動作も停止していた。 だが、やがてわなわなと身体が震え始め―― 「酷い…………そんなのって、そんなのってあんまりじゃないか……!」 ――その目から、涙が溢れ出した。 どんなロボットも持たない、エックスだけの特別な機能。それが、『泣く』という機能だった。 とめどなく涙が溢れ出るほどに、エックスは2人の戦士の末路を我がことのように悲しんでいた。 その涙を見つめながら、赤いロボットは更に言葉を続ける。 「だが、事実だ。現実に、そのようなことが起こり……今も、もしかしたらどこかで同じようなことが起きているのかもしれない」 「そんなの……許せない。そんなことがあるなんて、俺には……!」 正しい者ばかりが、理不尽な暴力と絶望に打ちのめされる。 そんなことがあっていいのか? そんなことが許されていいのか? 少なくともエックスには、そんな現実を、そんな世界を認めようとは思えなかった。 その想いも、ライト博士が作り上げた人工頭脳によるものなのか。それとも――もっと別の何かによるものなのかは、誰にも知る由は無い。 「ならば、この事実を知ったお前は……これからどうする?」 エックスの流す涙を見つめながら、赤いロボットが更に問うて来た。 本来ならば、稼動したばかりのエックスは答えに詰まっていただろう。 だが何故か、赤いロボットが語った2人の戦士の末路を聞いた今では、すぐに答えが出てきた。 「俺も戦います。彼らと同じように、この力を正しいことのために――世界の平和と、みんなの笑顔を守るために使う!」 それこそが、自分の存在する意味、自分自身で選んだ在り方、ロックマンXの生きる道だと、エックスは断言した。 それを聞いて、赤いロボットは納得したようにゆっくりと頷き―― 「そうか。なら、それでいい」 ――一瞬だけ、とても優しく微笑んだ。 その笑顔に、エックスは誰かの面影を重ねた。 「だがな、決して忘れてはならないことがある」 「決して、忘れてはいけないこと?」 エックスが聞き返すと、赤いロボットはゆっくりとした口調で話し始めた。 「お前のその想いがある限り……どんな時でも、どんな場所でも、お前は決して独りではない、お前の心は孤独にはならない、ということだ」 言うと、赤いロボットは何かを取り出し、エックスに手渡した。 「これは?」 それは、何かのグリップだった。 煤けてボロボロで、一部は中身の機械が露出し、付いているボタンを押しても何も起こらない。 これが、一体なんだというのだろうか。 「先程の2人とは違う……暗闇に操られ、絶望の底に叩き落されても尚、その暗闇を打ち払い、自分の信じる正しいもの――正義の為に、最期まで……戦い抜いた男が……持っていた、もの、だ」 赤いロボットはエックスの疑問に答えてくれたが、何か様子がおかしい。 しかしエックスがそのことを問い質す暇も与えず、赤いロボットは更に語り続ける。 「その男の名も、Xだった。……エックス、俺の言葉と、彼らの……存在が、遠く、時空を隔て、ても……確かに、常に……共に在ること、を……忘れる、な…………」 言葉はそこで途切れ、赤いロボットはまるで糸が切れたように、ガクリ、と膝を崩した。 エックスは慌てて、彼を抱き止めた。 「どうしたんですか!? しっかり、しっかりしてください!!」 エックスは何度も、必死に赤いロボットを呼び続けた。 だが、彼から返事が返ってくることは無かった。 これが、出来の悪い兄から、お前にしてやれる、最初で最後の、せめてもの事だ…………。 …………ロック、エックス……すまなかった。ライト博士も、申し訳、ありませんでした……。 キング、シグマ。待たせたな。俺達のような機械にも地獄があるのなら……俺も、今、逝く、ぞ…………。 ▽ フォルテが、ワイリーナンバーズの大半が破壊されても尚、今回もまたしぶとく逃げ延びたワイリー博士は、しかし今までとは違う様子だった。 「許さん……許さんぞライトぉ……! ロックマンX! よくも、よくもわしの夢を! ワシの野望をぉぉ……!」 泡を吹きながら、その言葉をまるで呪詛のように繰り返しながら、ワイリー博士は生き残った数名のワイリーナンバーズと共に秘密研究所に篭り、研究に没頭した。 その只ならぬ様子にシャドーマンとシェードマンは息を呑み、しかし何も言うことが出来なかった。 ワイリー博士には、もう……時間が無いのだ。 ワイリー博士の研究とは、何か。――それは、ワイリー博士の夢を叶えるためのもの。 ワイリー博士の夢とは、何か。――それは、ワイリー博士の生きがい。 では、ワイリー博士の生きがいとは、何か? 世界征服?――違う。 ロボットによる、ロボットのための、ロボットの世界を作ること?――違う。 ワイリー博士の研究が目指すもの。 ワイリー博士の叶えたい願い。 ワイリー博士の生きがい。 それは…………トーマス・ライトを、ロックマンを超えること。 ゼロっ わしの最高傑作!! 倒せぇ わしの敵!! わしのライバル!! わしの生きがい!! 倒せ! あいつを!! 行けぇっ!! そして……破壊せよ!! 最期にそう言い残して、シャドーマンとシェードマンに看取られ、ワイリー博士は息を引き取った。 その傍らには、金髪の赤いロボットが眠っていた。 奇しくも、それと同じ頃。 新たなる英雄を封印したライト博士もまた、多くの人やロボットに惜しまれながら、永い眠りに就いていた。 “悪の天才科学者”アルバート・W・ワイリーと、“ロボット工学の父”トーマス・ライト博士。 思惑は違えども、人類の二大頭脳が共に未来へと遺したモノ。『未来への遺産』の名は―― ――ZとX。即ち、最後のモノ達―― ▽ 何時かの時代。 何処かの場所。 其処に、遺されたモノ達の姿があった。 彼らは、同じ時代に生き、同じ場所で前に進んでいた。 それが、互いに背を向けた地獄へと至る孔か、互いを見失った天国へと至る階か、それとも――共に歩む、現実を生き抜く茨の道か。 それを知る者は、今、この時には誰もいない。 それは、語り継がれる物語ではなく、新たに語られていく物語。 The following story is the Future X.
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「うっ……うっ……もうやめて……」 「オラァ! もっといい声で鳴けよオラァ!」 虐待おじさんに捕まり、どれだけの時間が経っただろうか? 悠久の時を過ごしてきたかのようにレンは感じていたが、実際は1時間そこらだった。 人間は、楽しい時間ほど早く、辛い時間ほど遅く感じる生き物なのだから無理も無い。 (どうして……どうしてこんなことに……) 虐待の痛みだけでなく、これまでの出来事にレンの涙が止まることなく溢れ続ける。 二股や性王などと因縁をつけられ追い掛け回され…… 逃げた先でパソコンを開けば、何者かが家族を陥れようと暗躍していた。 あの時は考えが至らなかったが、あれから少しは時間が経ち、例のスレッドも進んでいるかもしれない。 兄と姉が被害を受けているなら、自分や妹も例外ではないのかもしれない。今頃デマ情報が書き込まれているかもしれない。 もしかしたらこの怖いおじさんは、スレを見て自分を襲ったのかもしれない。 (誰か……) だが、今この状況では、それを確認することもできない。 そもそもこのままではいずれ……殺されるか衰弱死だ。 生き延びることが、家族と再会することが、できない。 (助けて……) レンは、心の中でそれだけを願い続けていた。 そんな時。 「貫けぇ!」 「ぐはぁ!?(驚愕)」 ついに、その願いは叶った。 トイレの扉ごと、乱入者が虐待おじさんの体を素手でぶち抜いていた。 間近で見る血の雨は正直もの凄い恐怖であったが、同時に歓喜の感情も芽生える。 おじさんはどう見ても即死であり、突如現れた人物は…… 「ふぅー。君、大丈夫だった?」 両手が血で濡れていることに目をつむれば、救世主。 長いツインテールをゆらし、優しげな笑みを浮かべる…… どことなく姉のミクを彷彿とさせる少女だった。 「そっかぁ……大変だったんだね、レン君……」 「うぅ……」 よしよしと頭を撫でられながら、レンは再び涙を流していた。 今度こそ、今度こそ本当に助けられ、慰められた。 その安堵感から、涙はやはり止まることを知らない。 「大丈夫だよ。こう見えて私結構強いから、レン君も守れる」 「ほ、本当に……?」 「うん、なんだかんだで先輩たちも全員このカオスロワに参加してたりするけど、そのどの先輩よりも強い自信があるよ」 さらに、見ず知らずの自分を守ってくれるとまで言うのだ。 確かに、人体を素手で軽く貫くあたり、普通の人間ではないのだろう。 おじさんの支給品も奪い取り、装備も整った様子だ。 気はひけるが、このお姉さんにも自分の家族を探して貰おう…… 「ところでさレン君、変態のレッテル貼られたって言ってたよね?」 「う、うん。でも俺、そんなこと言われる理由が全くわからなくて……」 「気にしない気にしない。実はさ、さっき言った先輩たちもみんなこのロワでは変態のレッテル貼られたことあるんだー。 まあ確かに、公式でCERO:Aに引っかかる水着作ったり、略奪婚したり、異種姦したりしてたから…… それがカオス空間の狂気にあてられて増幅しちゃったんだと思うよ。だからレン君のおっかけもそんな人たちなんじゃないかな?」 「よ、よかった。俺てっきり、自分に別の人格があってそれが暴走してるんじゃないかと……」 「でもね?」 不意に、少女が立ち上がった。 「私はさっきも言ったように、先輩とは違うんだ。公式で、ヘンタイ姫の称号をつけられたの」 「……へ?」 「酷い話だと思わない? ちょっと6又して、男の子の裸を見ようと数百回男湯に突撃しただけだよ? 大体、私の街の水着職人が駄目駄目なのがいけないのよ。全然エロスを感じないどころかバリエーションもないんだよ? それこそ自分の含めて先輩に水着作ってもらいたいと思ったよ。でも見つからないし、見つかったらそれはそれで皇帝に命狙われるし。 だったら次はお風呂しかないじゃない? 引き締まった男の肉体美を見る場所はそこしかないじゃない? 男の匂いを吸引したいじゃない? ベッドに鼻をこすりつけてクンカクンカスーハースーハーカリカリモフモフとかもしたいよね? それってすごく普通のことだと思うの。なのになんで私だけヘンタイ扱いされなきゃいけないの? 私、男狂いってわけでもないんだよ? 女の子の体だって大好きなんだよ? まあ確かに、どっちかといえば男の方が好きではあるんだけどね? ……あ、ごめんねレン君、話が長くなっちゃった。 とにかく、私が言いたいのはね……私、お兄さん系も好きだけど、ショタもイケるんだ。 ああ、もうまどろっこしいや。 い た だ き ま す 」 「だ、誰かーーーーーーーーーーー!!!!」 哀れな少年の不運は、まだまだ続きそうである。 【一日目・2時/日本・池袋】 【鏡音レン@VOCALOID】 【状態】中ダメージ、大疲労 【装備】なし 【道具】支給品一式、その他不明 【思考】 基本:生き延びて家族と再会する 1:KAITOとミクとなんとか連絡を取る 2:誰かー! 【フレイ@ルーンファクトリー4】 【状態】健康、ヘンタイ姫 【装備】閻魔刀@デビルメイクライ、竹刀、鞭 【道具】支給品一式×2、その他不明×2 【思考】 基本:とりあえず気になった男の子とは仲良くなる 1:レンを捕食する 2:満足したらレンを手伝う 【虐待おじさん@真夏の夜の淫夢】 死亡確認
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チェスター・バークライト 現在地:D-05 時間:黎明 初期支給品:韋駄天@SO2、エンプレシア@SO2、スーパーボール@SO2 MP残量:40% 状態:クロードに対する憎悪、肉体的・精神的疲労(中程度) 装備:光弓シルヴァン・ボウ@VP(クレアの支給品)、矢×15本、パラライチェック@SO2 道具:レーザーウェポン@SO3、チサトのメモ、アーチェのホウキ、荷物一式 行動方針:力の無い者を守る(子供最優先) 思考1:いきなり乱入してきたこいつは何者だ!? 思考2:クロード!殺してやる! 思考3:アシュトンを倒す 思考4:平瀬村へ向かい、マリア、クレスと合流。その後鎌石村へ] 思考5:レザードを警戒 備考1:チサトのメモにはまだ目を通してません 備考2:クレスに対して感じていた蟠(わだかま)りは無くなりました 【状況】 ミカエルによって燃やされた分校跡に人が残っていないか救出に向かう。 そこでジェラードの死体を発見、助けられなかったことを悔やむ。 韋駄天を使って何とか分校跡からは脱出できたが、かなりショックなようである。 その後ルシオと遭遇し、“金髪に赤いバンダナの男”がホテル跡にいると聞き、ルシオと別れてホテル跡へ。 そこでガルヴァドスにソードボンバーするクロードと遭遇。疲労で頭が回らない事もあってクロードを分校跡でのジェラード殺害犯と断定。 クレスと勘違いしてた相手と気付くことなく追い払ってしまう。クロードとの(一方的な)因縁のはじまりはじまり。 その後チサトとロク情報交換もせずに別れ、ボーマンと遭遇。今度こそクレスの情報を得るが、同時に秘仙丹と偽った破砕弾をも得てしまう。 無事クレス(とマリア)に遭遇。続いてアーチェとも再会する。 アーチェの傷を見て騙されたと気付かぬまま破砕弾を食べさせ、彼女を爆死させてしまう。 その後ボーマンに殺意を向けるがボーマンにクレスの命を救われた過去のあるマリアによってアーチェ殺害の犯人をクロードだと誤認。 敵討ちよりも脱出を優先しようとするクレス達と決別し、彼は一人走り出した。 その末に彼は仲間を得た。アーチェ殺害犯のボーマンと、アーチェを襲った過去のあるアシュトンの二名。チェスターは彼らの正体に、まだ気付かない。 その後2人を説得し爆発のあった現場に駆けつけたところ、息を引き取った少女ことリドリーと己の得意武器である弓矢を発見。 同行者2人に呆れられながらも、少女を殺した犯人に復讐を誓うのであった。 もちろん元は彼女がマーダーであり、脱出派らを襲撃していた事を彼は知る由もない─。 そしてアシュトン・ボーマンを率いてソフィア達に遭遇。 ソフィアが殺し合いに乗っていないと聞き「眠ってる二人が殺人犯で、この娘はただの通りすがりだ!」とお得意の自己完結(結論は真実の斜め上)を披露し弓を構えるが、ソフィアがその二人の仲間と聞いて愕然。 呆然としている内に開戦してしまい、戦況はめまぐるしく変わっていく。 そして必死になって仲間を守るソフィアの姿にチェスターも変わった。 ようやく誰かを守ると言う意思を思い出したチェスターは、アシュトンの前に立ちふさがる―― 数々の弓技を駆使し、なんとかアシュトンを相手に善戦するチェスター。 ソフィアも加勢し、戦況は有利になってきたかに見えたがアシュトンが弓使い、紋章術師共通の弱点である持久力の無さをついてきた。 消耗戦を強いられる中アシュトンの策を鋭く見抜き(この時ばかりは勘違いは発動しなかった。極めて稀なケースである)自ら隙を作り出し大牙を見舞う。 しかし、その一撃では仕留めきれず反撃としてアシュトンの切り札トライエースを受けてしまう。 満身創痍のチェスターとソフィア。なんとしてもこの娘だけは護るという強い意思に呼応したドラゴンオーブの力により、修行の末ついに取得できなかった屠龍を我が物にする。 ソフィアの援護もあり、アシュトンの撃退に成功したチェスター。 ちょっとしたラッキースケベを挟みつつソフィアと情報交換を開始するのであった。 彼女との情報交換の最中、ボーマンがレザードを連れてやってきた。 先程の戦闘は誤解(主にこいつが先走った結果である事は言うまでもない)であったと、この二人も知っているとの事で安心して情報交換。 しかし、レザードの事を直感的に疑わしいと思い彼を警戒する事に(中々冴えているぞチェスター。そいつは変態だ気をつけろ) そして程なくその直感は的中することになる。 レザードがソフィアの荷物からドラゴンオーブを強奪し何処かへ消え去ってしまう。 気は進まないもののマリア、クレス組と合流すべく平瀬村へ。 そしてその道中、復讐に燃えるアシュトンと仇敵(一方的な勘違いというか最早妄想の域)クロードと邂逅。 こんな状況でチェスターはソフィアを護りながら戦い抜けるのであろうか? まさかまさかのチェスター大勝利! ついにクロードとの因縁にも終止符が……と思ったら見ず知らずの男に邪魔されたでござる。 それ所か、人の事をデコッパゲ呼ばわりするわ、状況が分からないと見るや行き成り暴れだすわ、デコッパゲ呼ばわりするわ、 このプリン自重というものを知らない。チェスターは怒って良いと思うよ、マジで。 殺害数:1(アーチェ) 同行者:ソフィア [備考] 未来編序盤から来ているためすずのことを知りません。 ロワ内における他キャラとの関係 名前 関係 遭遇状況 【SO2】 【SO3】 【VP】 【VP2】 【RS】 【TOP】 同作品のキャラ 【非参加者】 ルシファー オープニングにて目撃。 ルシフェル オープニングにて目撃。 那々美 オープニングにて目撃。 名簿に戻る
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以下は、http //takeshima.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1231763630/から引用 225 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/12(月) 23 46 04.81 ID WJzBbFhZ0 224 把握 ってかホントに俺が書くのか? 233 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/12(月) 23 48 36.02 ID WJzBbFhZ0 そうか、なんか 226に悪いことした気持ちになったや。ごめん。 ん~、半生か。俺の人生はそんなに起伏ないから小学校から順々に追っていく 241 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/12(月) 23 51 23.79 ID WJzBbFhZ0 まず小学校時代。 これといって特徴のあるタイプじゃなかったな。 唯一あるとすれば歌が上手い。 クラスで一番に腹式呼吸をマスターしたのは、いい思い出だ。 それ以外には語りようがない小学校時代。 でも中学から微妙に変化が訪れる。 それはよくある話で、引っ越しだった。 248 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/12(月) 23 56 39.55 ID WJzBbFhZ0 240 ありがと。俺も少し気にしすぎたよ。 で、中学時代。 引越しのせいで友人ゼロからのスタートになった。 まあ、普通の中学ならいくつかの小学校から生徒が集まってくるんだろうけど、俺が行ったところは微妙に違って一つの小学校が完全に成りあがるタイプだった。 つまりはボッチ。 暗くはないけど明るくもなかった俺の性格は綺麗に暗い方へ向いた。 でもなんでかDQNからの受けはよくて、イジメは最初無かった。 ちゃんと友達も出来たし、問題はなかった。 しかし、イジメられる事になってしまう事が起こる。 しかも、仲の良いはずの友人からのみの。 261 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/13(火) 00 02 32.97 ID XYjT7L9t0 原因は今でもはっきり覚えてる。 当時人気者のモーニング娘。で誰が一番かわいいか、という他愛無い話だったはず。 俺は恥ずかしがり屋で、「~が好き」とかも言えないぐらいに純情真っ盛りだったので、「モーむすとか興味無いわ」 と言った。 そしたら苛められた。 約1か月。 このイジメ自体は無視だけだったし、新しく友人を作る事でその時期の寂しさは乗り越えてた。 でも、性格には大きく影響を及ぼしていた。 それは「集団の中で一人でも平気」と「真面目」 どちらも今思えば俺の高校時代に影響が有るな~。 269 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/13(火) 00 08 55.76 ID XYjT7L9t0 俺はイジメで得た「真面目」パワーを最大に発揮して、1ヶ月だけの入試勉強で市内でも上位の高校に合格した。 しかし、ここでも残念な事に全ての友人と離れる道になってしまった。 ちなみにこの入試の時に理系に成るんだがその理由が酷い。 進路相談で担任が「理系の方が就職にいいんだぞ」と言ったので理系である。 ちなみに今も変わらず理系。 余談だが当時は国語の方が得意だったw よって高校のスタートも再びボッチだった。 しかも性質の悪い事に俺は「集団の中でも一人で平気のスキルを入手していた。 つまり、高校開始3ヶ月の間、俺は一人で飯を食い、担任以外とほとんど口を利かず過ごす羽目になる。 275 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/13(火) 00 16 00.43 ID XYjT7L9t0 んで3ヶ月ぐらいしたある日、俺のクラスは3年間変わらないので、そろそろヤバいなと考え始めていた。 ちょうどその時に担任の数学教師がテストの結果を張り出すという行為を行い始めた。 俺は非常に案直な考えで「一番に名前載せるか」と考えてしまった。 結果、俺は1年の前期の期末でクラス1位(理系なんで扱い的には学校1位に近い)称号を手に入れた。 それでクラスとなじむきっかけを得た俺はゆっくりとクラスに入っていった。 うまい具合にオタ集団があったのが救いなのが事実だけどなw そしてこの時に「親友」と呼べる存在を手に入れられた。 ちなみに印象的なのは、1年も終わりの三者面談で担任が 「○○(俺の事)はやっとクラスに存在を確立しだしたなw」 と言ったこと。今でも親にちょくちょくネタにされる。 279 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/13(火) 00 20 21.98 ID XYjT7L9t0 この時期の記憶で黒歴史な事を思い出したのでついでに書いてしまおうw ある英語の授業(外人の先生が来てみんなで喋るような授業)で、横のそこそこ中の良かった女子に 「クリスマスって予定ある?」 と聞かれた。 一瞬でフラグだと考えた俺は、あえて素っ気なく 「別に無いけど、何?」 と答えた。 そしてらその女の子にこう言われた。 281 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/13(火) 00 25 00.27 ID XYjT7L9t0 「演劇部の手伝いをしてほしいんだ」 だいたいフラグの勘違いに気づくまで1分無かったはずwww 無論手伝いましたよ。 正月返上で、対してしらない演劇の世界に放り込まれ音響をやらされ。 しかもそこの男は鉄オタとアニオタの先輩。 そして女子は全員腐女子と来たもんだw 俺はとりあえず先輩から「月姫」を借りる事にしたよ。 285 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/13(火) 00 30 01.00 ID XYjT7L9t0 まあそんなこんなで高校生活は楽しかったんだが、やはり市内上位は伊達じゃない。 大学入試の時期がやってきたんだ。 毎日毎日勉強。オタだからアニメも見てたけど、途中で切り上げた。マンガも取り上げた。 夏は一日十時間学習をを地で行ってた。 ちょうどこの勉強で今も学んでる化学と面白さに出会って、共に生きる事を決めるんだが。 この時期、俺の今までの人生で最大の事が起こった。 それは、神様に会った 293 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/13(火) 00 38 02.72 ID XYjT7L9t0 神様と言っても、奇跡を起こすとか、海を割るとかそんなリアルな神様じゃなくて、俺にとってはの神様。 季節は一応センターの時期から話す。 俺は担任に「センター終わったら志望校決めます」と告げていた。 一応旧帝大を第一には考えていたが、それでも俺は安全な道を通りたかったので絶対に決めないと言い張っていた。 そしてセンター試験の結果、第一志望のO大さんはC判定と微妙な物をいただいた。 前に話してた 209がどんだけすごいのかはよく分かる。 まあともかく、俺は担任と協議した。 そして「第一希望はO大、中期と後期に国公立」という配置になった。 担任曰く「お前なら中期後期は通るから気にするな!」との事だったが、俺には自身が無かったけど、了承した。 300 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/13(火) 00 41 38.19 ID XYjT7L9t0 ラストスパートの勉強を始めた俺は本当にわき目も振らなかった。 ひたすた過去問を解き、解けなければ自分の頭を殴り、まだまだと言いながら勉強。 学校には出来るだけ行き、担任がくれる数学の演習を解いていた。 英語も長文を読み続け、キクタンで単語を習得していった。 結果、O大に落ちた。 305 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/13(火) 00 47 43.66 ID XYjT7L9t0 俺は結果発表をパソコンで見た。 理由は次の日が中期試験で、祖父の家に泊まる必要があったので変に動けなかったからである。 「番号が無い」という事実は滅茶苦茶重かった。 中学時代のイジメも心の中で蓄えるような人間だったので、親の前では 「しゃあないって。もともとC判でどっちかといえばDに近いようなもんだったし。とりあえず学校に報告行くわ」 と告げただけ。 母親が非常に微妙な表情をしていたのを覚えてる。 涙を流さずにクールなのがかっこいいと思ってたんだろうな。 俺はそのまま制服を着て家を出た。 そして駅にさしかかろうかという時、神様はひょっこり現れた。 309 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/13(火) 00 53 13.70 ID XYjT7L9t0 駅まで二〇メートルぐらいかな。不意に後から声が掛けられた。 「兄ちゃん、○○(近くの高校名。俺の母校では無い)の学生か?」 俺は最初意味が分からなかった。 だって見ず知らずのおっさんがいきなり大声で後から声掛けてくるんだから。 「はぁ、まあ」 俺は経験上この手の人間は意見を肯定すればすぐに話が終わると思ってたんで、適当に相槌を打った。 そしたらおじさんこう答えるんだよ。 「つらいけど、がんばりや!」 やばい、微妙に書きながら思い出したや・゚・(ノ∀`)・゚・。 315 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/13(火) 00 59 22.61 ID XYjT7L9t0 実際の所、この時の俺はズタボロだったんだよね、その時は本気でうれしかった。 電車に乗ってからも涙を我慢してた。 見ず知らずのおっさんが見て分かるぐらいに不幸なオーラでも出してたのかもしれない。 でも、俺は覚えてる限りめっちゃ普通にしてたつもり。 ま、涙をこらえて学校に行ったよ。 んで、職員室で担任に報告する前に結構いろいろ世話してくれてた国語の先生が偶然通った。 その人に報告して、微妙に時間があったからだろうな。 俺はついさっきのおじさんの話をした。 そしたら先生は一言こう返したよ。 「神様って本当にいるんだね。努力した人の所にちゃんと来てくれる」 その一言で、俺は職員室で泣き崩れることになった。 321 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/13(火) 01 06 29.62 ID XYjT7L9t0 俺さ、小学校までは泣き虫だったから中学で矯正して泣かないようにしたんだよ。 だから高校ではもう涙なんか見せない、大人ぶったガキだった。 でも、ダメだったんだな~。 ボロボロ泣いて、制服の袖が涙で重くなった。 担任が来て少し驚いてたけど、ちゃんと結果を報告した。 涙が止まった時、トイレで見た自分の顔が久々だったよ。 目が赤いし、なんかもうぐちゃぐちゃ。 でも、何か全部吹っ切れてた。 よく分からない安心感と自信が心に満ちてた気がする。 初めて正真正銘前を向けた瞬間だった。 325 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/13(火) 01 09 59.98 ID XYjT7L9t0 俺はそのまま家に帰って翌日の中期試験の準備もせずに出かけた。 その日はほとんどが発表だったんで、俺の携帯には皆からの合格報告メールが来ていた。 それにもいつも通り返せた。 翌日の試験、めちゃくちゃ頭は冴えてた。 本当に問題が簡単に解けたし、誰にも負けない気がしていた。 中期が終わったら後期の準備をし、そのまま怒涛のように時間は流れて、ついに合格発表。 俺は二枚もの合格通知をいただく事が出来た。 332 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/01/13(火) 01 15 17.14 ID XYjT7L9t0 今はその内の後期で受かった方の地方国公立に通うしがない大学生をしています。 毎日の大学の通学路、その一部高校時代と変わらない。 なのでおじさんと出会えた場所は今でも普通に通ってる。 時々さ、行く時にちょっと後ろを見ることがある。 おじさんが居る気がするんだ。 「おう、大学生!」とか声掛けてきそうだしw もっかい会えたらお礼を言って、ご飯食べたい。 これが俺の神様のお話。 今でも絶対に俺を支えてくれてる神様、ありがとう。 了
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Thing-Thing 3 part59-494,495 494 :Thing-Thing 3:2012/01/16(月) 01 55 50.21 ID nS2P81g90 さらに続編。Diseased Productionsのフラッシュゲーム「Thing-Thing 3」。 http //www.diseasedproductions.net/thingthing3.html 会話シーンなどが取り入れられ、ストーリー性が少し増した。 前作の後になんとか逃走に成功し、隠遁していたらしい主人公、ナンバー154。 その元に、見ず知らずの謎の人物から通信が入る。 「緊急事態で、貴方の助けが必要なのです」と訴える通信相手。 「なぜ自分に?ただの一般市民だ」と、とぼける主人公だが 「ひどい嘘ですね。貴方が『システムコープ』によって造られた生物兵器であることは判っております」 と返される。 主人公の素性や、主人公を製造した組織の名前すら把握しているようだ。 「自分に何をしろと?システムコープに目をつけられている。外に出ても奴らの傭兵部隊が押し寄せてくるぞ」 と訴えても 「『Poseidon』と『Zeus』を倒した貴方は最強の兵器であるといえるでしょう。 システムコープの雑兵など、問題にならないはずです。」 と指摘された。 (どうやら前作のラスボスのアンドロイドが、前々作で名前だけ登場した『Zeus』だったようだ。) この通信相手が連絡をとってきた目的を聞く気になったナンバー154だが、 詳細は落ち合った後で伝える、とはぐらかされてしまう。 ひとまず、システムコープの企業城下町であるサンセットシティで合流することとした。 サンセットシティでは案の定、システムコープの兵士達が無数に現れて攻撃してくる。 兵士達を倒しつつビル街やコンビナートをくぐりぬけると、またあの謎の相手から通信が入る。 これまで話をはぐらかしてきた相手に苛立ちを覚えつつ目的を再度問うと、 「私の目的、それは、貴方を殺すことです」 と明かした。 自分を殺害しようとしている相手はたくさん居るが、なぜこのような手間を取って呼び寄せ、わざわざ自らの手で殺そうとするのか?その理由を問う。 「あなたは『システムコープ バイオウェポン プロジェクト ナンバー154』でした。 そして私は、『システムコープ バイオウェポン プロジェクト ナンバー153』だったのですよ。 我々二つのプロジェクトは、それぞれ個別の目標の元に開発されていました。 貴方は歩兵の進化系として開発され、体が無数の銃弾を受けたとしても流体力学的衝撃を抑えることで、機能をほとんど失わずに活動し続けることができるのです。 一方私は、機動装甲兵器のパイロットとして開発されました。知覚機能を強化されており、周囲の環境を完全に把握できます。 ……私こそがシステムコープの最強の兵器なのです!貴方にはここで果てていただきます!」 どうやら、生物兵器としての優秀性で自分が勝っていることを証明したい……というところらしい。 歩行戦車のような兵器に搭乗して襲い掛かってくるが、倒されてやる義理も無いので打倒する。 495 :Thing-Thing 3:2012/01/16(月) 01 57 09.41 ID nS2P81g90 ナンバー153「……成程。どうやら貴方こそが、より優れた生物兵器だったようですね。 しかし、通常なら銃弾をものともしない貴方でも、零下の温度下ではどうでしょう?」 そう捨て台詞を吐き、こちらを地下の冷凍施設に落とす。 そこはシステムコープの秘密研究施設になっているようだった。警報が鳴り、傭兵達が押し寄せてくるが これまでどおり突破していく。その先ではナンバー153が再び現れた。 ナンバー153「私では貴方を殺せないのかもしれません。ですから、あなたに対抗しうる他の者に登場願いましょう。 私が生物学廃棄物処理場から拾い上げてきた『アルファ級 バイオ・メカ プロジェクト ナンバー1053』、 コードネームは『Vahl dreig』。『Hades』のプロトタイプですよ。 彼の思考回路は傷んでいて、少々気が触れているようです。 ですから私は急いでお暇させていただきますよ。どうぞお楽しみください!」 そう言ってドラゴンのような機械兵器をけしかけて去って行った。だがやはり主人公はこの『Vahl dreig』をも倒してしまう。 ナンバー153「……感銘しました。アレすらも退けるとは。まあ、想定の範囲内ではあり、問題はないのですが。 あなたが居る場所はバイオ廃棄物格納庫です。 脱出を試みても良いですが、鋼鉄の防護壁で非常に強化されておりますので無駄でしょうね。 いつか『Hades』モデルが最終完成したら貴方にお見せしに来るかもしれませんね。 いや……そこでそのまま腐っていただくかもしれませんが? おっと、本当にもう席をはずさなくてはならない時間です。それでは、ご滞在お楽しみください。」 主人公とまともにやりあうのは得策ではないと考えたのか、地下にこのまま閉じ込めて封印してしまうつもりのようだ。 「Thing-Thing 3」……END 「Thing-Thing 4」へ続く。 ちなみに現在、Diseased ProductionsのウェブサイトではThing-Thing 4まで公開されているようです。
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■エスバット 世界樹の迷宮2に登場するNPCのギルド。ドクトルマグスのアーテリンデとガンナーのライシュッツが所属。 「モンスターの群れが現れた!」 ↑3のラスボスとかはちゃんと「深王とオランピア」という表記になるだけにこの表記はいただけない 新2では多くのボウケンシャーが初見殺しを喰らった。 4までは恒例だった敵対する人間キャラクターであるが、その理由がとくに酷いとしばしば言われる。一応新2のストーリーモードではフォローというか詳しい心理描写が追加された マグスの方が可哀想枠に収まってるのが個人的に納得いかなかった自分はこいつらに恨み持ってる設定のキャラを作った。見た目可愛いで許せるのにも限度がある。 元味方を守るためとは言うが、実際には自分たちと同じ「理不尽な過程で仲間を失うを味わう苦しみ」を見ず知らずの冒険者たちに味わわせているのだから、確かに同情できないという声が上がるのも分からなくない 諦めろと警告はしているので、理不尽かといえば完全にそう言い切ることは出来ない。 エスバットとレンツスどっちが強い? エスバットvsカボチャバット ファイッ! ↑フォレストバット ヴァンパイアバット「俺達もいるぞ!」 ↑4 こいつらに他のギルドの人間が進むのを邪魔する権利なんてないのに理不尽な理由で殺してるんだから警告すりゃいいってもんじゃないと思うが… 理不尽にキルしたりされたりするのが樹海だ、やられた側が弱い事が原因。だからこそコイツらの生殺与奪の権利が勝利したプレイヤーギルドにはあると思うんだか、見逃す一択なのは当時から不満 生物の縄張りを侵して襲われるなら兎も角も普段から敵対してた訳でもない人間に殺されてはたまったものではないと思うぞ… あのエリアに来た人間を問答無用に殺るんではなく口止めとしてトラウマを植え付けるとか程度だったらまだ情状酌量出来たやもしれんが ↑×4,5 黄金バットな人「呼んだ?」 ここから開発陣のお人形遊びが露骨になっていく 2でそんな事言い出したら世界樹って作品自体合ってないのでは? ↑×9 レン姉とツスクル嬢に一票。…待ちたまえ、ここは「エスバット」の項目。君は「エスバット」に一票を入れても良いし、入れなくても良い。 Sっぽい感じなので見る度に「ドエスバット」と心の中で呟いていたのは内緒 15階到達時のギルド長の話(人間の女に見える魔物と戦ったギルドが壊滅、生存者の背中に銃創)をエスバットの2人の仕業と思い込んでたけど、エスバットは有名だからアーテリンデを魔物と誤認はおかしいと気付いた…スキュレーと戦闘中の冒険者を後ろから狙うのが本来のエスバットの狩猟術だった…? そもそも他の冒険者が先に進んだことで、スキュレークラスの魔物が量産されたら、公国では対処しきれないのでは。裏ボスを倒せる冒険者だって不覚を取りかねない。エスバット達は自らの意思、あるいは誰か(公国内の派閥?)に依頼されて「手を汚した」のかも。 未プレイ? ↑2を書いた者です。旧2はプレイ済み。新2はクラシックモードのみプレイ。アーテリンデから他の冒険者を襲撃した理由は聞いたけど、SQシリーズのNPCには吹っ切れた極悪人は少ないし、プレイヤーの想像力に委ねられる部分も残されているので。自分の想像も混じっていますが。 ストーリー上地味ながら割と重要な役目として、ここまでただの伝承でしか無かった天空の城が今も存在していることを、天の支配者の話を通してハッキリ言及してくれる存在でもある。状況が状況なので、「天空の城は本当にあったんだ!」とはしゃげる場合では無いが。 世界樹の迷宮はオンラインゲームではないけど、「プレイヤーキラー」の単語がしっくり来るギルド。 エスバットだぁ?テメーらにはケツバットで尾骶骨粉砕の刑がお似合いじゃ!!まぁそれは兎も角、九割殺しに叩きのめした後でスキュレーに向かって投げ棄てるくらいは出来ても罰は当たるまいに。この二匹としても本望だろ この人たちとスキュレーに限らないが、各ボスって迂回ルート作れないんだろうか?マップ見てると1マスくらい頑張って穴掘るか壁壊せばボスと出会わずに階段につくルート作れそうなんだが…?というか実際旧1とか新2で裏ルートとはいえボスと会わないで次の階層行くルートあるし…。ゲームの都合と言われたらそれまでだけど…。 ボスと戦わないと磁軸使えない仕様になりそ ↑×3 ケツバットは草 旧2で登場するたびに悲しき氷の守護者流れるのなんか笑っちゃう なべしきドエスバット ↑×3 ケツバットの発想はなかったw 終身モンスター図鑑の登録の刑は樹海の養分になるよりも重い気がするので自分はそれで納得しといた。 エスバット二人組がシリアスムード出しててもケツバットがチラついて笑ってしまう。どうしてくれるんだw 害悪がクソジジイとクソアマの姿取ってる魔物だろもう はいはいそーだねー トドメ刺せなかったのは残念だけど、二匹ともモンスター扱いだからまあいっか…ってなった。ある意味死ぬより屈辱的だし 新2でアレを食らってから火炎ネズミと呼んでいる コメント
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10月6日(土) オイリュトミー講座 呉羽芸術創造センター 大練習室2番 講師:穴田眞さん 2:00~2 30 親子クラス 参加費:1人目1000円 2人目500円(3歳以上) 例:親子二人1500円。 3:00~4 30 大人クラス 参加費:1人 2500円 託児有り(実費)要申込み 2時半からの空き時間には、大人はライアーを奏でたり、歌をうたったりして過ごしています。 こどもたちはまだまだ駆け回って遊んでいます。 大人クラスは前回サンサーンスの「白鳥」を仕上げました。美しい曲に乗って、たゆたうような夏、意識が外に出ているときにぴったりのものでしたね。これからだんだん意識は内へ内へと向かっていきます。オイリュトミーはほんとうに内側の滋養になるので、お薦めです。 またみなさんで集える一時を楽しみにしています。
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基本情報 乾探偵事務所 正式名称 株式会社乾探偵事務所 所在地 トーキョーN◎VAレッドエリアとイエローエリアの狭間 リーダー 乾十三 作者 しゃぶろん 概説 乾十三が運営する探偵事務所。探偵といっても正式なものではなく、厄介ごとの処理が主な業務である。最近になって孤児が空き部屋に住むようになってきているため、託児所、孤児院の様相になりつつある。代表である十三は舞の手前文句を言えないでいるが、心の奥ではこの状況を好ましく思っている。 主な人物 乾十三 乾探偵事務所代表であり探偵。だが推理は苦手。 乾舞 乾探偵事務所会計。家計を守るお母さんであるが、面倒なので本人は嫌がっている。 乾結衣 乾探偵事務所一番槍。探偵事務所に一番槍は必要なのか?という疑問は野暮。 飛玉麗 乾探偵事務所居候。実際には戦闘員である。